東京医歯学総合研究所東京医歯学総合研究所

もう一度、自由に話したい皆さんへマウスピース型人工喉頭Voice Retriever®(ボイスレトリーバー)

Voice Retriever®(ボイスレトリーバー)とは

国立大学法人東京科学大学(旧 東京医科歯科大学)にて開発された
マウスピース型人工喉頭 Voice Retriever®(製品名 VoiceRet / ボイスレット)。
試作品から更に改良された製品版”VoiceRet/ボイスレット”が2025年4月より発売。

口腔内に装着するだけで、再び会話ができるようになります。

※喉頭全摘、気管切開、人工呼吸器その他疾患などにより「あー」の発声が
できない方で、口、唇、舌などを動かし構音ができる方、上顎に要治療の歯
がなく、歯型を取りマウスピース装着が可能である方が適応となります。

  • 装着初日から会話が可能

    装着初日から
    会話が可能

    POINT1

    上顎にマウスピースをはめて口を動かすだけ。特別なトレーニングは不要で、装着したその日から会話ができます。電話、オンライン会議なども可能。毎日の生活にすぐ取り入れられる手軽さが魅力です。
    入れ歯をお使いの方でも、入れ歯の上からマウスピースを装着すれば問題なく使用できます。

  • 口が動けば、首から下が動かなくても大丈夫

    口が動けば、首から下が
    動かなくても大丈夫

    POINT2

    口を動かすことができれば、他に特別な条件は必要ありません。がんの放射線治療により既存の電気式人口喉頭の音が響きにくい方、食道発声を練習中の方、さらにたとえ首から下が動かなくても問題なくご使用いただけます。身体への負担を最小限に、どなたでも使いやすい設計になっています。

  • ノイズが少なく聞き取りやすい

    ノイズが少なく
    聞き取りやすい

    POINT3

    発せられる声は機械のノイズが周囲に直接聞こえることがなく、聞き取りやすいのが特長です。明瞭で自然な音質のため、会話やコミュニケーションもスムーズ。 相手にしっかりと伝わる安心の音声サポートを実現します。

FLOW

  • STEP:01

    ホームページから お問い合わせ

    お問い合わせ

    ご相談受付け後、弊社より詳細についてご案内いたします。お住いの地域などから最適な歯科医院をご紹介します。

  • STEP:02

    診察1回目 歯型の採取

    歯型の採取

    Voice Retriever® (ボイスレトリーバー)適応かの判断と、マウスピース用の歯型取りをします。

    ※むし歯・入れ歯・歯周病治療などが必要な場合、初回は歯型取りまで進めない可能性があります。詳しくは歯科医師とご相談ください。

  • STEP:03

    診察2回目 装着・確認

    装着・確認

    マウスピースは最短15日で完成。最終調整を行い、お渡しします。

VoiceRet iOSアプリについて

iPhone用のVoiceRetアプリを公開中です。

iPhoneとの連携で、抑揚をつけて話すことができます。
また、口の開閉を認識しハンズフリーでVoiceRetをコントロールすることも可能です。

FAQ(よくある質問)

Q.

Voice Retの仕組みを教えてください

A.

  • 気管切開などにより機能できなくなった声帯の代わりに、マウスピース上に振動体が設置されています。
  • 本体側面のボタンを押すか、iPhoneアプリの操作をしている間、音が鳴ります。
  • 音が鳴っている間に口や舌を動かすと、響きが変化し声として聞き取れる音になります。

Q.

Voice Retriever(ボイスレトリーバー)はどうやって作ることができますか?試すことはできますか?

A.

  • 全国の歯科医院で製作します。 2回の来院でお渡しすることができます。
  • マウスピースは個々人に合わせて制作するため、恐れ入りますが基本的にお試しいただくことは難しい製品となっております。

Q.

iPhoneがなくても使えますか?

A.

  • 本体のみでも声を出すことは可能です。ただし、抑揚がつけられないほか、安全のため最大音量が制限されています。

Q.

入れ歯を使用していても使えますか?

A.

  • 定期的な調整を受けている、安定した入れ歯があれば入れ歯の上からマウスピースを装着することができます。

Q.

Voice Retriever(ボイスレトリーバー)の適応症を教えてください

A.

  • 「口パク」はできるが、「あー」の発声ができない方が対象です。具体的には
  • 1. 喉頭全摘、人工呼吸器、その他疾患などにより発声ができない方(「あー」の発声ができない方)
  • 2. 口唇、舌など口腔の動きに明らかな障害がない方
  • 3. 縦に約3cm以上、口が開く方(歯型取りおよびマウスピースの装着に問題がない開口量)
  • という条件になります。 声は出るが、いわゆる「ろれつが回らない」状況の方は、舌接触補助床(PAP)が適応となります。こちらは一般の歯科にて制作が可能です。

Q.

日常生活用具の助成対象ですか?

A.

  • いくつかの自治体で、「電動式人工喉頭」としての助成が下りた実績がございます。
  • お住まいの市区町村の障害支援課にお問い合わせください。

Q.

保証期間はありますか?

A.

  • 6か月の保証期間があります(保険診療による一般的な入れ歯やマウスピースの保証期間を準用しています)。
  • ただし、上顎の歯の治療や入れ歯の修理調整などによりマウスピースがはまらなくなった場合は保証の適用外となります。

Q.

Voice Retriever(ボイスレトリーバー)はどこで手に入りますか?

A.

現在提携中の歯科医院が全国に拡大中です。詳しくはお問合せください。

VOICE

声を20年ぶりに取り戻した東京都在住 YYさん

私の病気の発症とともにすぐに気管切開をしました。 そして、その5年後に呼吸不全で呼吸器を使い始め「声」を失いました。

普段の破裂音(口の中の空気を使い音を出す方法)で喋っていましたが、夫に聞き取ってもらえないことが多くイライラが溜まる事が多かったです。

そんな時このボイスレトリーバーに出会って「声」を取り戻した!!と感じました。 夫とも会話がスムーズに出来る様になりイライラする事もなくなりました。
自分の失った半分の人生を取り戻してくれた様に思いました。

本当に嬉しく感謝しています。

幸せの「Voice Retriever」(ボイスレトリーバー)に巡り合って東京都在住 RMさん

私の四年前に下咽頭癌の手術を受けて、声帯を除去して声を失いました。人一倍話す事が好きであった私の失意の中で一年近くを過ごしていました。

そんな中、治療で通院中の病院の主治医からこのボイスレトリーバー(当時はまだ名前もありませんでした)を紹介された訳です。

最初の半信半疑で山田先生の元へ通ったのですが、驚く事にたった一回そのボイスレトリーバーを口の中に装着して発声してみると見事に成功したのです。
この時の驚きは今だに忘れられません。

今では使用歴三年、便利に安心安全に使用させて頂いています。